日用雑貨やDIY用品を数多く取り揃えて販売しているホームセンターですが、実は鍵の作成も可能なことをご存知でしょうか？「急に合鍵が必要になった」という場合でも、家から近くのホームセンターで依頼することで手軽に鍵の作成が可能です。

専門業者に比べて費用も比較的安く抑えられるので、節約したい方にもおすすめといえるでしょう。ただし、鍵を専門に取り扱っているわけではないため、専門業者ほどの設備や技術力をもっていないケースも多いので注意が必要です。

本記事では、ホームセンターに鍵作成を依頼するメリットやデメリット、ホームセンター以外の鍵作成が依頼できる業者について解説します。おすすめの依頼先についても紹介しているので、鍵作成を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

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ホームセンターで鍵の作成はできる？

日用雑貨やDIY用品を数多く取り揃えて販売しているホームセンターですが、実は鍵の作成も可能です。ただ、すべての店舗が可能な訳ではないので注意が必要です。基本的に鍵作成に対応しているホームセンターの例は以下の通りです。

■カインズホーム

■コメリ

■島忠

■プラスワン

■コーナン

■DCMサンワ

■DCMホーマック

■ナフコ

■ジョイフル本田

鍵作成にかかる値段・時間

鍵作成にかかる値段・時間はホームセンターによってさまざまですが、一般的な相場は以下の通りです。

種類	費用相場	時間
ディスクシリンダーキー	500円～1,000円程度	5分～10分
ピンシリンダーキー	800円～1,500円程度	10分
ロータリーディスクシリンダーキー	1,000円～2,000円程度	5分～10分

上記の金額や時間が目安ではあるものの、鍵の状態や店舗によって費用は変動します。必ずしも相場通りになるとは限らないため、事前にお店へ見積もりを依頼しましょう。

ホームセンターに鍵作成を依頼するメリット

鍵作成を依頼するメリットは以下の3つです。

■近所の店舗で手軽に作成できる

■買い物ついでに依頼できる

■作成にかかる費用が比較的安い

それぞれ詳しく解説します。

近所の店舗で手軽に作成できる

ホームセンターは種類が多いうえに全国的に展開しているので、アクセスが良く気軽に作成を依頼できます。

日本ソフト販売株式会社の調べによるとホームセンターの店舗数は2021年から4年連続で増加傾向にあり、2024年1月には全国5,800店舗を突破しています。自宅近くに鍵屋はなくてもホームセンターならある方は多く、比較的来店しやすいでしょう。

買い物ついでに依頼できる

一般的にホームセンターは日用雑貨やDIY用品の販売をおこなっていますが、複数のお店が併設されていることも多いです。スーパーや100円ショップ、ヘアカット、ペットショップなどが併設されていることもありますよね。

そのため、買い物ついでに依頼でき、忙しくて時間がない方でも無駄なく鍵を作成できます。混みあっている場合でも、買い物をしながら待っていれば時間を有意義に使えるでしょう。

作成にかかる費用が比較的安い

ホームセンターは手軽に作成できるうえに、鍵作成にかかる費用が比較的安いです。鍵の種類にもよりますが、500円〜1,000円程度で鍵をつくれます。店舗で手続きをする必要はありますが、「なるべく安く作りたい」という人には最適でしょう。

ホームセンターに鍵作成を依頼するデメリット

鍵作成を依頼するデメリットは以下の3つです。

■作成できる鍵の種類が限られている

■技術や経験が乏しい可能性がある

■店舗ごとにサービスが異なる

それぞれ詳しく解説します。

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作成できる鍵の種類が限られている

ホームセンターで作れる鍵の種類は限られています。基本的にはギザギザの鍵しか作れないと思ったほうが良いでしょう。まれに、ディンプルキーを作製できる店舗もありますが、難易度が高いのでほとんどの場合は断られてしまいます。

受付はできても、取り寄せ対応となり納期が長くかかる場合があります。

技術や経験が乏しい可能性がある

鍵作成を専門的におこなっている訳ではないので、基本的に対応は店員がおこないます。そのため専門性がなく、技術や経験が乏しいおそれがあります。

専門的な技術や知識が乏しい場合、せっかく作成した鍵が合わなくて使えないこともあります。必ずすぐに使えるかどうか試してみましょう。

店舗ごとにサービスが異なる

ホームセンターの鍵サービスには、店自体が事業としておこなっているもの、テナントの鍵業者が請け負っているものの2種類あります。

テナントの鍵業者で合鍵作成する場合、同じホームセンターでもサービス内容は同一と限りません。また、規模や設備によっても細かな部分が異なります。

どこを利用するかによって、サービス内容や技術力が異なることに注意しましょう。

ホームセンター以外の鍵作成が依頼できる業者

ホームセンター以外で鍵作成を依頼したい場合、以下の業者で実施できます。

■鍵の専門業者

■メーカー

■インターネット販売店

それぞれ詳しく解説します。

鍵の専門業者

もっともおすすめは鍵の専門業者です。専門業者には店舗型と無店舗型の2種類あり、どちらも合鍵の作成ができます。鍵の知識に精通しているプロが在籍しているため、豊富な知識と経験から迅速に鍵作成に対応してくれるでしょう。

無店舗型の鍵屋の場合、現地まで駆け付けて作成してもらうことができますが、出張料金や作業料金がかかる場合があります。しかし、深夜や早朝の場合でも対応してくれることが多いので、急なアクシデントの際は依頼するとよいでしょう。

また、車やバイクの鍵に対応できる業者もあるので、電話で確認したり、ホームページで確認したりしておくとよいでしょう。

メーカー

純正キーを手に入れたいなら、持っている鍵のメーカーでの作成がおすすめです。すべての鍵の種類に対応しており、防犯性の高い鍵でも高いクオリティの鍵が手に入ります。

メーカーへの依頼は、公式ホームページや専用窓口から可能です。しかし、受注発注で依頼する流れになるため納品に2〜4週間程度かかることがほとんどです。また、「セキュリティカードがある」「メーカーが特許を取得している」という鍵だとメーカーでしか鍵作成ができません。

事前に問い合わせをおこない、どのくらい期間がかかるか、どのくらい料金がかかるかを確認しておくようにしましょう。

インターネット販売店

最近ではインターネットに合鍵専門の店舗を構えていることも多く、ネット通販のような形で注文して鍵作成がおこなえます。ネットで合鍵を作る際の一般的な流れは、以下の通りです。

1. 鍵の情報を入力/送信：鍵の種類やメーカー、鍵番号などの情報を入力または写真を送信する
2. 注文を確定：入力した情報を確認し、問題なければ注文を確定する
3. 支払い：クレジットカードや銀行振込など、自分に合った支払い方法を選ぶ
4. 鍵の受け取り：鍵の作成が完了したら、郵送または店舗での受け取りなど、指定した方法で鍵を受け取る

実店舗まで行く必要がなく、自宅や職場などどこからでも注文可能です。郵送でのやり取りが発生する場合もありますが、店舗に行く手間と比較すると大幅な時間短縮になります。また、24時間365日いつでも注文を受け付けているので、自分の好きなタイミングで作成できるのも大きな魅力でしょう。

ただ、利用するサイトによっては個人情報を悪用されるデメリットもあり危険です。注文する際に鍵番号や電話番号・住所などの個人情報の提供をするため、悪用されると住居侵入や空き巣被害に遭う危険があります。合鍵をネット注文する場合は、サイトの安全性を確認してから利用してください。

鍵の作製依頼は鍵の専門業者がおすすめ

「スムーズに鍵の作製をしたいけどどこがいいの？」と悩まれている方は、鍵の専門業者に依頼しましょう。鍵の交換は専門的な知識やスキルが必要となるため、簡単なことではありません。そのため専門業者に依頼するのがおすすめです。

専門業者に依頼すると、鍵に関しての知識やスキルを身に着けているため、失敗のリスクなく交換をおこなってくれます。鍵に関する様々な問題を解決してくれるプロなので、安心して依頼ができるでしょう。

ただし、インターネットをチェックすると専門業者は多く存在します。適切に業者を選ばなければ、なかにはずさんな対応をする信頼できない業者もいます。以下のポイントをおさえて業者を選ぶようにしてください。

■ホームページで自社のことをオープンにしている

■施工実績や対応件数が豊富

■相談や見積もりが無料

■作業前に料金を明瞭に伝えてくれる

■アフター保証の有無

■問い合わせ時の対応が丁寧

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【種類別】鍵作成の費用について

鍵作成の料金は、鍵の種類によって変動があります。料金の相場を以下にまとめてみました。

内容	相場料金
ディスクシリンダー（両方がギザギザ）	2,000円～3,000円
ピンシリンダー（片方のみギザギザ）	1,500円～2,500円
ディンプルシリンダー（くぼみがついている）	4,000円～5,000円
出張対応+鍵が手元にない状態で鍵穴からの作製	25,000円～

ただし、これらの価格はあくまで目安であり、高セキュリティな鍵や特殊な形状の鍵の場合、作成費用がさらに高くなることもあります。

鍵を作成する際に必要なもの一覧

専門業者やホームセンターに鍵を作成してもらう場合は、以下の物が必要になります。

■純正キー（オリジナル・スペア）の鍵

■セキュリティカードの認証ID

■身分証明書

純正キーとは鍵の持ち手の部分に【MIWA】【GOAL】【SHOWA】などのメーカー名が記載されている鍵のことです。純正キーを紛失してしまった場合は違う鍵の作成は難しいので、メーカーに作成してもらうようにしましょう。

また、鍵の製品のなかにはセキュリティカードと呼ばれるものを付帯している鍵もあります。セキュリティカードがある場合は、メーカーに記載されている認証IDの提供が必須です。

防犯面から身分証明書の提出を求められることもあるので、合鍵を作成するときは持っているとよいでしょう。身分証明書は、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどを出すようにしてください。

鍵を紛失してしまった場合は？

万が一鍵をなくしてしまった場合は、以下のアクションを迅速におこなってください。

■警察に遺失届を提出する

■思い当たる場所を探す

■業者に鍵開けを依頼する

■鍵の交換をおこなう

■管理会社や大家に報告(賃貸の場合)

鍵が見つからなかった場合はもちろんですが、見つかったとしても、交換はおこなっておく方がよいでしょう。誰かが拾ってくれて、警察に届けられた場合でも、鍵が複製されているリスクは考えられます。リスクがある以上、防犯面に配慮して交換するのがおすすめです。

まとめ

本記事では、ホームセンターに鍵作成を依頼するメリットやデメリット、ホームセンター以外の鍵作成が依頼できる業者について解説しました。

日用雑貨やDIY用品を数多く取り揃えて販売しているホームセンターですが、実は鍵の作成も可能です。ただ、作成できる鍵の種類が限られていたり、店舗によっては技術や経験が乏しかったりする場合があるので、デメリットも理解したうえで依頼先を選ぶようにしましょう。

もっともおすすめは鍵の専門業者に依頼するのがおすすめです。専門業者は多様な機械やブランクキーを用意しているので、様々な鍵の種類に対応してくれます。また、専門のプロなので精度の高い合鍵を作成でき、鍵が合わないなどのトラブルが起こりにくいです。

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