居空きとは?居空きのリスクが高まる原因や効果的な防犯対策を解説

住宅に侵入して窃盗をおこなう犯罪といえば「空き巣」を思い浮かべる人が多いと思いますが、犯罪行為はそれだけではありません。実際の手口を見て見ると、「居空き」が多いこともわかります。
居空きとは、住人が在宅の際に侵入して金品や物品を盗む犯罪行為です。居空きの被害にあわないためには、十分な防犯対策が求められます。本記事では居空きの概要やリスクが高まる環境や原因、居空きに有効な防犯対策について解説します。
目次
居空きとは?
居空きとは、住人が在宅の際に侵入して金品や物品を盗む犯罪行為です。「自宅で普通に生活しているのに、侵入してきたら気付くはず」と思う人もいらっしゃるかもしれません。しかし、家族全員がリビングでテレビを見ながら団らんしているときに、足音を忍ばせて2階から不審者が侵入してきたら、意外と気付けない可能性が高いのです。犯罪者たちは、住人の油断した心理を逆手にとって居空きをおこなってきます。
また、居空きで危険なのが、「忍び込んできた犯罪者と遭遇してしまう」ことです。凶器を所持しているおそれもあり、遭遇すると襲われることも考えられます。どんな行動を起こしてくるかは分からず、かなり危険です。もし、遭遇してしまった場合は、「逃げる」ことを第一優先で行動するようにしてください。自宅から逃げた後は、迅速に警察へ通報するようにしましょう。
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空き巣・忍び込みとの違い
住宅に侵入して窃盗をおこなう犯罪には「空き巣」「忍び込み」もありますが、それぞれ異なる特徴があります。
先ほども触れたように、居空きは「住人が在宅の際に侵入して金品や物品を盗む犯罪行為」です。それに対して「空き巣」は「住人が留守の間に侵入して金品や物品を盗む犯罪行為」で、「忍び込み」は「住人の就寝中に侵入して金品や物品を盗む犯罪行為」です。
いずれも危険な犯罪行為ですが、対処するためには適切な防犯対策を講じなければなりません。危険な犯罪に巻き込まれないためにも、適切な対策を実施しましょう。
居空きのリスクが高まる環境や原因
居空きの被害を受けるリスクは、住宅の環境や近隣の環境などが原因となるケースが多いです。ここからはリスクが高まる4つの原因について解説します。
周囲の音が大きい
車の通りが多い道の近くや近くで工事が行われている場所など、周囲の音が大きくなっている状況では、侵入に気付きにくくなります。そのため居空きをおこなう側にとっては都合がよく、狙われやすい傾向にあるので注意が必要です。
家族全員が1つの部屋にいる
家族全員がリビングでテレビを見たり、ご飯を食べたりなど、1つの部屋にいるタイミングも狙われやすいです。1階の部屋に集まっているときに2階から入られるなど、誰もいない場所から忍び込まれるおそれがあります。
普段使用しない部屋がある
物置として使っている部屋や、来客があった時にしか使わない部屋など、普段使用しない部屋がある場合も注意が必要です。普段使用していない部屋は警戒心も低く、施錠していた窓ガラスを破って忍び込まれても気づかないケースが少なくありません。
入浴している時
浴室のような狭い場所に長時間留まっている時に、目の届かない場所から侵入されることも多いです。とくに浴室は密閉性が高いため外部の音が聞こえにくく、入浴中に住宅に侵入されると非常に気づきにくくなってしまいます。
家事をおこなっている時
家事をおこなっている際は、その家事に集中してしまうため他のことにあまり気を配りません。その時に侵入されると気付きにくくなります。
とくに注意しなければいけないのは、洗濯物を干している時です。庭やベランダで洗濯物を干していると、家の中に誰もいないことが知られてしまいます。外部からチェックしている犯罪者はその隙をついて、住宅に侵入してくる可能性が高いでしょう。
居空きに有効な5つの防犯対策
被害から身を守るためにも、ポイントを抑えて家の防犯対策をおこなうことが求められます。ここからは居空きに有効な5つの防犯対策を紹介します。
性能の高い鍵を設置する
もっともおすすめなのは防犯性の高い鍵への交換です。自宅の鍵を防犯性の高いものにしておくことで、犯罪に巻き込まれるリスクを下げることが可能です。防犯性の高い鍵に交換すればそれだけ犯行をしにくくなるということですので、諦める確率も高まるでしょう。
おすすめはディンプルキーです。鍵の表面に深さや大きさがさまざまな丸いくぼみがたくさんついており、とても複雑な構造になっています。防犯性が高く、解錠には高度な技術が必要となります。
また、1つのドアに2つ鍵をかける「ダブルロック」もおすすめです。通常建物のドアは、1つのドアにつき最低一つの鍵が付いています。しかし最近では、一般家庭の防犯用としてもダブルロックが推奨されるようになり、今では警察や国土交通省なども推奨するほどになっています。玄関に鍵が2個付いていれば時間がかかると見ただけで分かり、犯罪を抑止できるでしょう。
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防犯性能の高い窓ガラスをつける
居空き犯は、窓ガラスの鍵を壊してひっそり侵入するケースが多いです。正直なところ、一般的な窓のガラスのみで全てのガラス破りの手法に対応することは非常に難しいです。そのため、もっともおすすめなのは防犯性の高い防犯ガラスを設置するのがよいでしょう。
防犯ガラスとは割れにくく加工したガラスのことです。2枚以上のガラス板の間に、特殊な樹脂でできた中間膜を圧着させたガラスを指します。防犯ガラスの主な特徴は、耐貫性(物体が現在の状態を保とうとする性質)が高いことと、割れた場合に飛散しにくいことです。
防犯ガラスは割れにくい仕様にはなっていますが、絶対に割れないというわけではありません。ただし、2枚のガラスの間に圧着した中間膜の持つ耐貫通性により、容易に割ったり、穴をあけたりすることは難しいです。たとえ割れてしまっても、貫通を防いでくれるので侵入防止にも効果的といえるでしょう。
防犯カメラを設置する
防犯カメラは実行犯にプレッシャーを与え、犯罪の抑止にもなるのでおすすめです。万が一犯罪に巻き込まれた時でも、防犯カメラで撮影していれば記録できているため、被害の確認が可能です。また、種類によっては、カメラの撮影内容を外出先でもパソコンや携帯電話を使用して確認できるものもあります。
自治体によっては、防犯カメラのような防犯対策品を購入・設置した場合、その費用の一部を補助してくれるケースもあります。自分の住んでいる地域では補助がないかどうか、事前に確認してみましょう。
センサーライトを設置する
センサーライトの設置も効果的です。
センサーライトとは、人の動きに反応して点灯する防犯用の照明器具です。不審者は人々が寝静まった夜間に犯行をおこなうことも多く、センサーライトを設置して光を照らせば、不審者の犯行を抑止できるでしょう。
ホームセキュリティの導入
他の対策に比べるとコストはかかってしまいますが、ホームセキュリティを導入するとかなり高い防犯性を期待できます。代表的な会社は「SECOM(セコム)」「ALSOK(アルソック)」「セントラル警備保障(CSP)」などです。
もし、不審者が侵入するなど万一のことがあった場合、警備会社のガードマンが迅速に駆けつけてくれます。また、専用の防犯カメラ・スマホアプリも連携しているサービスもあり、どこからでも家の様子をリアルタイムで映像確認することが可能です。
ただ、導入する際は、かかる費用に見合う安心感を得られるのかを考慮する必要があります。同じ会社のサービスでも複数の料金プランがある場合が多いので、比較検討しましょう。
鍵を防犯性の高いものに交換するのがおすすめ
ここまでさまざまな対策を紹介しましたが、もっとも有効な方法は「鍵を防犯性の高いものに交換」することです。
居空き犯や空き巣犯などはできるだけ短時間で犯行を実施することを考えています。時間がかかると犯行が誰かに見られてしまったり、警察を呼ばれて逮捕されたりするリスクが高くなるためです。鍵開けに5分以上で約7割、10分以上で約9割が侵入を諦めるというデータがあります。そのため、防犯性の高い鍵に交換すれば犯行をおこしにくい環境を作ることができ、抑止させる可能性が上がります。
業者に依頼した際の料金相場
鍵の交換を業者に依頼する際には、かかる料金の相場を把握しておくのがおすすめです。料金の相場を把握していなければ、提示された金額が高いのか安いのか判断することが難しいためです。ただし、対応する作業の難易度によって内容も変わり、料金も変わることは理解しておきましょう。
交換内容 | 相場料金 |
ピンシリンダー錠 | 15,000円~25,000円 |
ディンプルシリンダー錠 | 30,000円~50,000円 |
電子錠 | 30,000円~150,000円 |
※出張料金含む
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居空きに関する具体的な被害事例
ここでは実際の居空きの被害事例について紹介します。被害にあったことがない人も、事例を確認して「他人事ではない」という気持ちを持っておいてください。
中野警察署は15日までに、住居侵入と窃盗(居空き)の疑いで中野市に住む同市職員の女(31)を検挙し、長野地方検察庁に書類送致した。 送検容疑は、平成27年12月下旬頃から28年3月7日までの間、同市内の3軒の住宅に計7回侵入を重ね、家人がテレビを見ている隙を狙うなどして現金約255万円と、カメラなど物品6点(5万円相当)を窃取したとしている。 |
※引用:産経新聞
2020年10月に同僚女性の自宅に侵入したとして、26歳の会社員の男が、2021年4月に逮捕された。 一人暮らしの27歳の女性が自宅にいたところ、カギをかけていたはずの玄関のドアが開いたことに気付き、警察に相談。その後、洗面所でカメラが見つかり、そこに26歳の同僚の男が映りこんでいたため逮捕に至った。 男は何らかの手段で合鍵を作って侵入したとみられていて、「可愛いと思い、盗撮がしたくて家に入った」と供述したが、警備会社のセコムによると、在宅中に忍び込んで金品を盗むといった「居空き(いあき)」は多いという。 |
※引用:FNNプライムオンライン
もし被害にあった際には?
もし居空きの被害に遭った場合は、迅速に警察に通報してください。焦る気持ちはわかりますが、警察が必要事項を確認してくれるので、落ち着いて聞かれた通りに回答してください。警察に通報すると早急に現場に来てくれるので、現場で起きたことや状況を説明しましょう。
また、万が一侵入した居空き犯に出くわしてしまった場合、まずはその場から逃げることを第一優先にしましょう。危害を加えられそうな場合は、大声で助けを呼ぶことも重要です。警察が来るまではその現場に近づかないようにして、警察に確認してもらってから自宅に入るようにしましょう。
まとめ
本記事では居空きの概要やリスクが高まる環境や原因、居空きに有効な防犯対策について解説しました。
居空きとは、住宅に住んでいる人が在宅している間に侵入して金品や物品を盗む犯罪行為です。タイミングが悪ければ家の中で侵入者と鉢合わせてしまうような危険性もあるため、ポイントを抑えて家の防犯対策をおこなうことが求められます。
「自分たちは大丈夫」と思っていても、少しの気の緩みや住居環境が被害のきっかけになる可能性もあります。大きな事故を引き起こさないために、事前に情報や被害に遭わないためのポイントを理解し、行動をおこなっておくことが重要です。
「なにか防犯対策をしておきたい」という方は鍵の交換がおすすめです。防犯性の高い鍵に交換すれば犯行をしにくくなるということですので、空き巣が犯行を諦める確率も高まります。
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