グレモン錠をご存知ですか？名前に聞き覚えがなくても、学校に通っていた頃に音楽室で見かけたことがあるかもしれませんよ？

この記事ではグレモン錠の基本知識や構造、その種類と選び方を説明。次に、防音・気密性や取り付けの簡単さなどのメリットとデメリットについてお伝えします。

この記事を参考にして、グレモン錠に関する知識を身につけ、安心・快適な暮らしを手に入れましょう！

グレモン錠とは？その特徴と基本知識

グレモン錠は、ドアや窓に設置される錠前の一種で、その語源はフランス語にあると言われています。

みなさんが想像する一般的な錠前は、鍵をさしこんで回し、レバーを動かしてドアを開閉するものかと思いますが、グレモン錠はそのレバーとロックが一体になっています。つまり、一度の動作でドアを開閉できるという特徴を持つということです。

ちなみに、主に窓に付いている三日月状の鍵を『クレセント錠』といいますが、この鍵もグレモン錠の一種です。

グレモン錠の構造と仕組み

グレモン錠の基本的な仕組みは、ハンドルを回すことで施錠や解錠ができる点にあります。ハンドルにはレバーがあり、これによってロックやアンロックが行えます。

さらに、グレモン錠はロッドを使用して扉や窓を固定することができます。これによって、扉や窓の開閉がスムーズに行われます。また、グレモン錠は防音効果も持ち合わせており、室内の騒音を低減する機能も兼ね備えています。

グレモン錠のメリットとデメリット

グレモン錠のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

■防音性に優れている

■気密性が高い

■ドアを開閉しやすい

■頑丈で耐久性が高い

デメリット

■レバーが壊れてしまうと施錠・解錠ができない

■鍵穴がないものが多いため、防犯性が低い

■不正解錠(主にサムターン回し)に弱い

防音・気密性に優れたグレモン錠

グレモン錠は、防音性と気密性に優れた商品です。その理由は、グレモン錠が特別な構造を持っているからです。

一般的な錠前の構造は、鍵を回すことでデッドボルトを出したりひっこめたりすることでロックしますので、ドアと枠にわずかな隙間が生まれます。しかし、グレモン錠はレバーとロックが一体となっているため、その隙間が生じづらいのです。この特性から、音楽室や倉庫などの、防音性・気密性を保ちたい環境で使用されるケースがほとんどです。

グレモン錠の取り付けが簡単な理由

グレモン錠の取り付けが簡単な理由は、その構造と取り付け方法がシンプルであることです。まず、グレモン錠はドアや窓に対応する形状があり、取り付ける位置を決めやすいです。また、取り付けに必要な部品が一式揃っているため、手間が省けます。さらに、取り付け工程もわかりやすく、一度作業を行えば誰でも簡単にできるようになります。

グレモン錠の取り付けには専門の業者を利用することもできますが、取り付け方法が簡単なため、自分で行うことも可能です。その際には、取り付けマニュアルを確認しながら、正確に作業を行いましょう。また、取り付けの際には適切な道具を使用して、安全に作業を進めることが大切です。グレモン錠の取り付けが簡単なことから、自分で取り付けることで費用を抑えることもできます。作業に不安がある場合や、手間を省きたい場合は専門の鍵屋さんに

グレモン錠の防犯性能の強化方法

先述したように、グレモン錠は防音性・気密性に優れていますが、不正解錠に弱いという難点があります。そのため、セキュリティを上げる必要がある場合は、追加で防犯対策を施しましょう。

では、侵入者を防ぐ一番の方法は何だと思いますか？どんな鍵でも、プロの手にかかったら開けられてしまいますので、開けられるまでの時間を稼ぎ、諦めさせることが大事になってきます。手軽に実践できる追加の防犯対策を以下にまとめます。

■補助錠をつける

鍵の数を増やすことで、侵入までの時間を稼ぎましょう。

■窓に防犯フィルムを貼る

窓ガラスを割って侵入するケースは非常に多いです。簡単に割られない状態にしましょう。

■防犯カメラ・センサーライトを設置する

侵入者はセキュリティの甘い家を狙います。防犯カメラや、センサーで点灯するライトがあれば、抑止力になります。

その他の防犯対策が気になる方は、こちらもご覧ください。

グレモン錠の交換・修理方法と注意点

グレモン錠の交換・修理方法には以下の手順があります。

– まずは、取り付けられているグレモン錠のタイプを確認し、適切な部品を用意します。

– グレモン錠の取付けの際には、扉に傷をつけないよう注意します。また、シリンダー部分やケース内の部品を適切に取り付けることが重要です。

– 取り外す前に、グレモン錠のロッドやクレセントの位置を確認し、新しい錠前に合わせます。

– なるべく同じ位置に新しいグレモン錠を取り付けることで、扉の操作性を維持します。

注意点としては、適切な工具を使用することや、作業中に部品の紛失や破損に注意することが挙げられます。また、自分で作業が難しい場合や、特殊な錠前の場合は、専門のサービスを利用することをおすすめします。

自分でグレモン錠の交換・修理ができるか？

自分でグレモン錠の交換・修理ができるかどうかは、個人の技術や知識によりますが、基本的には可能です。ただし、以下の点に注意して作業を行ってください。

– まず、適切な部品や工具を揃えることが大切です。

– 作業の際には、取り扱い説明書や専門書籍、インターネットの情報を参考にして、正確な作業手順を把握しておきます。

– ダメージを最小限に抑えるために、作業中は注意深く行動しましょう。また、状況が自分の知識や技術を超える場合は、プロに依頼することが無難です。

鍵業者に依頼する際のポイント

鍵業者に依頼する際のポイントは以下の通りです：

– 信頼できる業者を選ぶために、口コミや評判、実績などを調べましょう。

– 料金や作業時間を事前に確認し、見積もりを取得することが重要です。

– プロの工事によって保証が付く場合がありますので、これも確認しましょう。

– 作業後のアフターサービスやトラブル対応力も重要なポイントです。

以上のポイントを考慮して、適切な鍵業者に依頼することで、安心感や信頼感も向上し、グレモン錠の交換・修理がスムーズに行えます。

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まとめ

いかがでしたか？グレモン錠は高い防音性と気密性を兼ね備えた優れた錠前である一方、セキュリティ面に不安があることが分かりましたね。もしグレモン錠のセキュリティを強化したい場合は、以下のどちらかを検討してみましょう。

■鍵付きのグレモン錠に交換する

■補助錠などの追加の対策を行う

また、鍵屋さんにグレモン錠の交換を依頼するなら、悪徳業者には注意！なにかとネットニュースでも話題になっていますが、『事前に具体的な料金を教えてくれない』『他社と比べてWebサイトの料金表記が異様に安価』このパターンには気を付けてください。

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