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ダブルロック(二重ロック)の効果とは?鍵の防犯性を高める方法を解説

防犯対策

鍵は私たちの大切な資産を守るために非常に重要な役割を持っており、トラブルを防ぐために非常に重要なツールです。玄関の使用は毎日のことですし、鍵の不具合や紛失は防犯面の不安に直結するので、できる限りの鍵に関する不安はなくしたいと思うのが当然でしょう。

防犯性を高めて日常を安心に過ごしたいという方には「ダブルロック(二重ロック)」がおすすめです。ダブルロックとは、1つのドアに2つ以上の鍵が付いている状態のことです。警察や国土交通省なども推奨しており、心理面と物理面との両方の導入メリットがあります。

本記事では、ダブルロックの概要や導入メリット、設置する方法、注意点について解説します。また、ダブルロックの設置を依頼する際のおすすめ専門業者についても紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

「今すぐに問題を解決したい!」という方は、こちらから『鍵のナンバーワンロック24』にご相談ください。

ダブルロック(二重ロック)とは?

ダブルロックとは、1つのドアに2つ以上の鍵が付いている状態のことです。「二重ロック」「ワンドアツーロック」と呼ばれることもあります。

通常建物のドアは、1つのドアにつき最低一つの鍵が付いています。以前まで、同時に2つ以上の鍵を設置するようなケースは、かなり高いセキュリティ性を求められる場所に限られていました。しかし、平成後期にかけて、一般家庭の防犯用としてもダブルロックが推奨されるようになり、今では警察や国土交通省なども推奨するほどになっています。

ダブルロックは、同じ種類の鍵を2つドアに取り付けるケースがほとんどですが、「もっと防犯性能を高めたい!」と考える人用に、種類の異なる鍵を取り付けるケースも存在します。

ダブルロックのメリット

ダブルロックは、心理面と物理面との両方の導入メリットがあります。ここからは3つのメリットについて解説します。

防犯効果が高まる

ダブルロックの最大のメリットは、鍵を開ける手間が増え、防犯効果を高めることができる点です。空き巣は侵入までの時間が長ければ長いほど犯行を諦める傾向にあります。鍵開けや侵入に時間をかけすぎてしまうと、住人や周辺の住人に見つかってしまうリスクが高まってしまうためです。鍵開けに5分以上で約7割、10分以上で約9割の空き巣が侵入を諦めるというデータがあるので、鍵を増やして手間をかけさせることは非常に効果的となっています。

防犯意識の高さをアピールできる

ダブルロックは、防犯意識の高さをアピールする効果もあります。空き巣をおこなうような人間は、防犯意識が低そう・警戒心が薄そうなターゲットにします。2つも鍵が付いている家は、最低限の防犯意識を持っており、そもそも手間や時間がかかることが想定できるため、空き巣はダブルロックの家を避けやすいのです。

種類の異なる鍵だとさらに防犯効果が高い

ダブルロックは、同じ種類の鍵を2つ取り付けるケースがほとんどですが、「もっと防犯性能を高めたい!」と考える人用に、種類の異なる鍵を取り付けるケースも存在します。

もちろん通常のものでも防犯性は高いですが、種類の異なる鍵でおこなっておくことで、ピッキングの方法が異なるので空き巣は非常に解錠しにくくなります。かなり解錠に時間や手間がかかってしまうことが想定されるので、非常に防犯効果が高いといえるでしょう。

ダブルロック(二重ロック)にするための方法

ダブルロックにするにはさまざまな方法があり、それぞれ特徴や設置方法が異なります。ここからはダブルロックにするための方法について4つ解説します。

簡易的な補助鍵の設置

大きな工事の必要がなく、誰でも簡単に取り付けられるのが補助鍵です。簡易的なものであれば、ホームセンターでも取り扱っており、ネット通販で購入することも可能です。ドライバー1本で付けられるものや、穴を開ける必要がないものまで、さまざまな種類があります。

メリットは、とにかく簡単に取り付けられることです。業者を呼ぶことなく、自分で取り付けることが可能です。ただ、その分防犯性が比較的低くなっています。簡易的な取り付けなので、無理に力を入れると外されてしまうおそれもあります。

面付けタイプの補助鍵の設置

面付けタイプの補助鍵は、ドアの正面側にのみ穴を開けて設置するタイプの鍵です。側面に掘り込みを入れなくてよいので、比較的簡単に取り付けられます。防犯性も高いので使い勝手がよいですが、見た目が不格好になってしまうのがデメリットといえるでしょう。面付けタイプの補助鍵は大きいので、見た目が少し不格好になってしまいます。外観を気にされる方にはあまりおすすめできません。

本締錠の設置

本締錠は、デッドボルト(鍵の操作で動く部分)のみが付いている鍵です。あまり大きくないので、取り付けても存在感をあまり出しません。外観を気にされる方におすすめです。ただし、比較的取り付けが難しいので、初心者の設置は難しいでしょう。また、取り付けの作業に間違いがあると、鍵として脆弱になってしまいます。防犯性を高めるつもりが脆弱になっては意味がないので、注意が必要です。

鍵穴が無い鍵の設置

鍵のなかには、暗証番号やスマホで開錠するタイプのものもあります。いわゆる「キーレス錠」と呼ばれるような鍵穴がないものなので、ピッキングされる心配がありません。物理的な鍵が必要なものとキーレスのダブルロックをおこなうと非常に高い防犯性を実現できます。キーレス錠の設置の際は非常に難しい作業となるので専門業者に任せましょう。

ダブルロック(二重ロック)にするときの注意点

防犯性を高められるダブルロックにも、導入する際には注意点があります。ここからは3つの注意点について解説します。

防犯性の高いものを選ぶ

サムターンもあわせてチェック

賃貸住宅の場合は大家や管理会社に相談

それぞれ詳しく解説します。

防犯性の高いものを選ぶ

ダブルロックにしたからといって、必ず空き巣の被害を受けないとはいいきれません。たとえば、防犯性の低い鍵が2つ付いていると、簡単に開けられて侵入されるおそれがあります。そのため、設置する際は防犯性の高いものを選びましょう。ディンプルキーキーレス錠などは防犯性が高く、空き巣に入ろうとしても簡単には侵入されないのでおすすめです。

サムターンもあわせてチェック

ダブルロックの導入の際、あわせてサムターンもチェックしておきましょう。サムターンとは鍵を操作するつまみのことで、これを操作して侵入されるケースもあります。工具をドアの隙間や郵便受けなどから入れ、サムターンを回して鍵を開ける「サムターン回し」という不正解錠の手口があるほどです。

サムターンが簡単に周りやすい鍵だと、サムターン回しに弱くなってしまいます。ボタンが付いているものや、着脱が可能なものを選ぶことで、サムターン回しを防ぐことができるので、あわせて対処しておきましょう。

賃貸住宅の場合は大家や管理会社に相談

賃貸物件でダブルロックを検討する場合は、大家や管理会社に相談が必須です。マンションのような賃貸物件は、持ち主はあくまで管理会社や大家となるので、賃貸物件の一部である鍵を交換する場合は、持ち主に迅速に伝える義務があります。勝手に賃貸物件の鍵を交換すると、何か事件が発生したときに大家や管理会社が対応できなくなります。それが原因で他の住人に影響がおよぶと、損害賠償を請求されるおそれもあるので注意しましょう。

ダブルロックは自分でも設置できる?

「業者に依頼するとお金がかかるから自分で実施したい」と考える方もいるかもしれません。知識や技術がある方であれば一応作業は可能ですが、自分で設置するのはおすすめできません。

ダブルロックの設置は、鍵の仕組みをちゃんと理解したうえで、工具を使いながら正確におこなう必要があります。どこかで手順を間違ったり、不具合があるまま作業を進めたりしてしまうと、しっかり施錠できないものになってしまうおそれがあります。自分で作業をおこなったはいいものの、うまく取り付けられなかったことで結局業者に依頼したとなると時間を無駄にしてしまうことになるので、はじめから業者に依頼するのがおすすめです。

ダブルロックの設置は専門業者へ依頼がおすすめ

「ダブルロックの導入はしてみたいけど、自分では難しい」という方は、鍵の専門業者に依頼するのがおすすめです。依頼するともちろん費用はかかりますが、プロの知識と技術で迅速に対応してくれるため、失敗のリスクが少ないです。鍵はしっかり閉まらないと犯罪に巻き込まれるおそれがあるので、防犯性が担保できるものにしておくべきです。せっかくダブルロックを設置するので、信頼できる専門業者に依頼して、十分な防犯対策を施しましょう。

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玄関以外もダブルロックすると効果的

空き巣は玄関以外の場所からも侵入を試みます。そのため、玄関以外の場所の防犯対策も行っておくととても効果的です。

ダブルロックは窓や勝手口・通用口などにも設置できます。ここからは玄関以外の場所のダブルロック方法について解説します。

窓は空き巣の侵入に多く使われる場所です。窓が開けっぱなしであることから侵入されたり、鍵を壊されたりしてしまう被害も少なくありません。

窓の防犯を強化するダブルロックは、窓用のクレセントカバーを設置することで実施できます。「クレセント」とは、外窓と内窓の重なり部分に付いている半円形の固定金具です。これ自体は、窓の気密性や遮音性を高める目的のものなので、防犯面についてはほとんど考慮されていません。そのため窓ガラスを割られると防犯性能はなくなってしまいます。

そこで役に立つのがクレセントカバーです。クレセントをすっぽり覆ってしまうタイプの防犯器具で、数字ダイヤルを正しい暗証番号に合わせなければ取り外せません。そのため、クレセント近くの窓ガラスを割って手を突っ込んでも、クレセントカバーがあることで直接操作することができなくなります。

勝手口や通用口

玄関・窓の防犯だけでなく、勝手口や通用口の防犯対策にも気を配っておくべきです。勝手口や通用口は玄関ほど防犯意識が高くないことが多いです。しかし、玄関よりも簡素なドア・鍵が使われており、空き巣が狙いやすい場所になっています。そのためメインの鍵だけでは不安が残ってしまいますので、勝手口にも補助錠を付けておきましょう。

まとめ

本記事では、ダブルロックの概要や導入メリット、設置する方法、注意点について解説しました。1つのドアに対して2つ以上の鍵が付いているダブルロックは、警察や国土交通省も推奨している防犯対策です。トラブルを防ぐ・大切な資産を守るためにも、ダブルロックを導入して防犯性を高めましょう。

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