鍵穴に接着剤を入れられた!いたずらへの対処法や被害に遭わないための対策を解説

「鍵穴に接着剤が流し込まれていた…」
「いたずら被害にはどう対処すればいい?」
玄関の鍵穴に接着剤が入れられているという被害は、実は少なくありません。容易にできる犯行なので、「ちょっとしたいたずらだから」と加害者は軽い気持ちでおこなっているかもしれませんが、立派な犯罪行為です。「器物損壊罪」となるうえに、民事で「慰謝料」や「鍵交換に掛かった費用」などを別途訴えられます。
しかし、実際に被害に遭ってしまうと「どうすればいいの!?」と焦ってしまう人が多いでしょう。焦る気持ちはわかりますが、被害にあった時はまず心を落ち着かせて適切な対処をとることが重要です。
本記事では、鍵穴に接着剤を入れられた時にまずやることや、犯行に使われる接着剤の種類、対処法などについて解説します。
現在被害に遭ってしまって、「今すぐに対処して欲しい!」という方は、こちらから『鍵のナンバーワンロック24』にご相談ください。
目次
鍵穴に接着剤を入れられる被害は増加している
実際に被害にあったことがない人は、「そんなこと本当にあるの?」と思われるかもしれませんが、実は被害は多く発生しています。弊社へご連絡いただいたお客様でも、接着剤によるいたずらの処置に対応させていただくことは少なくありません。
また、被害は何回も繰り返されるケースも多いです。接着剤によるいたずらの犯行は容易に実施できてしまうため、加害者は軽い気持ちでおこなってしまうのでしょう。また、「捕まることはない」「捕まっても大した罪ではない」と考えており、面白半分で実施していると推察できます。
しかし、接着剤を入れる行為は立派な犯罪行為です。「器物損壊罪」となり、「3年以下の懲役又は30万円以下の罰金もしくは科料」が科されることになります。また、私有地に無断で侵入したとなれば「住居侵入罪」となり、「3年以下の懲役または10万円以下の罰金」が科されることとなります。
決して「いたずらだから」程度で済むわけではなく、立派な犯罪行為として罰則を受けることになります。そのため、被害にあった際には早急に警察への通報・被害届の提出をおこなうことが重要です。
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鍵穴に接着剤を入れられた時にまずやること
いたずらをされて、急に鍵が開かなくなると焦ってしまうかもしれませんが、まずは一旦心を落ち着かせましょう。落ち着いたら、まずやるべきことを順番におこなってください。ここからはまずやるべきことを3つ紹介します。
警察への通報
先ほども触れましたが、接着剤を入れる行為は立派な犯罪行為です。そのため、まずは警察への通報をおこないましょう。
110番に電話をして警察にきてもらい、状況を細かに説明しましょう。説明後は警察が現場を確認してくれたり、被害届についての説明をしてくれたりするので、今後のことについて指示を受けるようにしてください。
また、警察を呼ぶことは身を守ることにもなります。もしかしたらそのいたずらはただのいたずらではなく、あなたのことを逆恨みで嫌がらせをしている人がいるかもしれません。もし行動がエスカレートしてきてしまえば身の危険にさらされてしまうでしょう。そうならないためにも、まずは身の安全のため警察に相談しましょう。
賃貸の場合は管理会社に報告
賃貸の場合は、被害が発生したことを管理会社にも報告しましょう。どちらにせよ鍵穴の修理や交換をおこなう必要もあるので、管理会社や大家に報告をしなければいけません。マンションのような賃貸物件は、持ち主はあくまで管理会社や大家となるので、賃貸物件の一部である鍵を交換する場合は持ち主に迅速に伝える義務があるためです。
また、管理会社に連絡をすれば、鍵の交換・修理費の負担や防犯カメラを設置するなどの対策をおこなってくれる可能性が高いです。
鍵穴の修理・交換
警察の現場確認が完了して、鍵修理などをしても問題ないと言われたら、鍵を使えるようにするにはどうしたらいいのかを考える必要があります。
奥まで接着剤が入り込んでいない場合は、ドライバーのような器具を使ってみると除去できる場合があります。また、接着剤は熱に弱いので、ドライヤーなどで温めることで取り出せる場合もあります。
しかし、自分で処置をする場合は、鍵穴を傷つけてしまったり、うまく取り出せないこともあったりなど、あらたなトラブルが発生してしまうおそれがあります。そのため、修理や交換をおこなう場合はプロの専門業者に任せるようにしましょう。
犯行によく使われる接着剤の種類と対処法
接着剤はホームセンターや100円ショップなどで購入することが可能なため、どこでも簡単に入手できます。しかし、接着剤にはさまざまな種類があり、犯行に使われた接着剤の種類によっては自力で対処できる可能性もあります。種類が違えば剥離方法も異なります。ここからは、犯行に使われることの多い接着剤の種類と対処法について解説します。
木工用接着剤
木工用接着剤は、水性系の接着剤です。接着剤に含まれる水分が蒸発、もしくは木材に吸収されることで固化し、対象同士を接着させます。
固まっていないときは白いですが、固まると透明になります。ただ、水分と熱に弱く剝がれやすいので、完全に乾いてからであれば剥がすことが出来る可能性があります。
接着剤が奥まで入っている場合は、専門業者に対処を依頼しましょう。
瞬間接着剤
瞬間接着剤は、接着面の水分に反応して、瞬時に固まって接着する性質があります。すぐに乾く性質があるためいたずらに使われることが多く、強力な接着力があるので厄介です。
瞬間接着剤専用のはがし剤を使うと効率よく剥がすことができます。ただ、差し込んで抜けなくなった鍵は抜くことができても、鍵を使用し続けることは不可能なので注意が必要です。
弾力性接着剤
弾力性接着剤は、硬化後に強靱で柔軟なゴム状弾性体を形成する接着剤です。特殊変成ポリマーをベースに作られており、本来は皮革やビニールの接着、内外装タイルの貼り付けなどに活用されます。
弾力性接着剤は、ピンセットを使って部分的に剥がせる場合があります。また、接着剤はがし液を使えば、効率よく剥がせる可能性もあります。しかし、奥まで入っている場合は自分で処置することは難しいので、専門業者に対処を依頼しましょう。
ゴム系溶剤形接着剤
ゴム系溶剤形接着剤は、合成ゴムなどが有機溶剤に溶け込んでいるタイプの接着剤です。接着強度が比較的早く得られるのが特徴で、グラフィックや製紙などの分野で用いられています。
市販されている「ラッカーうすめ液」やアルカリ洗剤を布にしみ込ませ、固まった接着剤を拭き取ることもできます。ただ、固まるのが早いので、鍵の交換が必要なケースも少なくありません。
対処しても難しい場合は鍵穴の修理・交換が必要
もし対処法を試しても難しい場合は、鍵穴の修理や交換が必要です。鍵は家や自分の資産を守るために重要になるものなので、早急に対処することが求められます。
修理や交換は、プロの専門業者に依頼しましょう。専門業者に依頼すると費用はかかりますが、プロの知識と技術で迅速に対応してくれるため、失敗のリスクが少ないです。鍵はしっかり閉まらないと犯罪に巻き込まれるおそれがあるので、防犯性が担保できるものにしておくべきです。専門業者に依頼すると、プロの知識と技術で対応してくれるので、安心してまかせられます。
鍵の修理・交換の費用相場
鍵の修理や交換を業者に依頼する際にはかかる料金の相場を知っておくと良いでしょう。鍵の種類や個数、おこなった作業などによって変動があります。対応する作業の難易度によって内容も変わり、料金も変わることは理解しておきましょう。料金の相場を以下にまとめてみました。
内容 | 相場料金 |
鍵を破壊せずに解錠のみ | 8,000円~15,000円 |
破壊開錠+鍵交換(刻みキー) | 15,000円~30,000円 |
破壊開錠+鍵交換(ディンプルキー) | 20,000円~35,000円 |
鍵作成 | 10,000円~15,000円 |
ピンシリンダー錠への交換 | 15,000円~25,000円 |
ディンプルシリンダー錠への交換 | 30,000円~50,000円 |
※出張料金含む
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鍵のことは専門業者に依頼するのがおすすめですが、どの業者に依頼すればいいのか分からないという人も多いと思います。「すぐに対応してほしいけど、信頼のできる業者がいい」という際は、「鍵のナンバーワンロック24」がおすすめです。
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また、弊社の作業スタッフは当社規定の錠前認定技師のみ在籍しており、資格を持ったスタッフが対応しています。技術力の高いスタッフを手配させていただき、お悩みやご要望をお伺いしたうえで、最適な鍵交換をご案内させていただきます。
再度被害に遭わないためには?
先ほども触れましたが、鍵穴に接着剤を入れられる被害は、何回も繰り返されるケースも多いです。そのため、一度被害に遭った人は、再度被害に遭わないための対策をおこなう必要があります。ここからは再度被害に遭わないためにできる対策を紹介します。
防犯カメラの設置
鍵穴にイタズラをされる住居に多いのは、周辺の人通りが少ない、人目が届きにくいなど、狙われやすい環境になっているケースです。イタズラだけではなく、空き巣や窃盗などの被害に遭う可能性もあるので、防犯カメラの設置を検討しましょう。
防犯カメラがあれば、侵入を試みている空き巣も「見られているかもしれない」という意識を持ち、侵入を諦める可能性が高いです。もし、万が一被害に遭ったとしても、防犯カメラが作動していれば証拠となる映像を捉えることができているかもしれません。
鍵穴のない鍵に交換
カードタイプや暗証番号タイプのキーレス式にすれば鍵穴を使用しないため、鍵穴に異物を入れられるイタズラは防止できます。
一度被害に遭うとイタズラのターゲットになりやすくなるため、防犯対策の見地から修理ではなく思い切って錠前そのものを交換してしまうのも一つの手です。
鍵穴に接着剤を入れられた具体的な被害事例
最後に、鍵穴に接着剤を入れられた具体的な被害事例について紹介します。被害にあったことがない人も、事例を確認して「他人事ではない」という気持ちを持っておいてください。
横浜市神奈川区で18日、「玄関の鍵穴に接着剤が詰められ、家に入れない」などと110番通報が相次いだ。神奈川署によると、民家やマンションで少なくとも15戸の玄関で被害が確認され、器物損壊容疑で調べている。 署によると、18日午後0時25分ごろ、同区六角橋1丁目のマンション住民の女性から「玄関の鍵穴に接着剤が入れられている」と110番通報があった。その後、同9時半まで六角橋や西神奈川地区などで17件の通報があり、少なくとも15戸で被害が確認されたという。 午前中に外出し、帰宅後に被害に気づいた人がほとんどで、署は何者かが故意に接着剤を鍵穴に流し込んだとみて、防犯カメラの映像などの確認を急いでいる。 被害者は業者に依頼してシリンダーの交換などを余儀なくされたという。 |
※引用:Yahoo!ニュース
アパートの一室からノートパソコンなどを盗んだとして、警視庁は17日、東京都杉並区の無職男(26)を窃盗と住居侵入容疑で逮捕したと発表した。男は事件前に玄関の鍵穴に接着剤を注入し、住人男性が施錠できずに外出した隙に無断侵入したとみている。 発表によると、男は5月20日午後2時30分頃、杉並区内のアパート1階の男性(24)宅に無施錠の玄関から侵入。室内からノートパソコン2台や腕時計型端末「アップルウォッチ」など11点(時価計約30万円相当)を盗んだ疑い。逮捕は今月16日。容疑を認めている。 被害品の一部をフリーマーケットアプリで売却したとみられ、「生活費に困り、楽して金を稼ぐ方法を1週間くらいかけて考えた」などと供述している。 帰宅後に男性が110番し、警視庁は防犯カメラ映像などで男を特定した。 |
※引用:讀賣新聞オンライン
まとめ
本記事では、鍵穴に接着剤を入れられた時にまずやることや、犯行に使われる接着剤の種類、対処法などについて解説しました。
実際に被害に遭ってしまうと「どうすればいいの!?」と焦ってしまう人が多いでしょう。焦る気持ちはわかりますが、被害にあった時はまず心を落ち着かせて適切な対処をとることが重要です。
もし鍵の修理や交換が必要な場合は、プロの専門業者に依頼しましょう。専門業者に依頼すると費用はかかりますが、プロの知識と技術で迅速に対応してくれるため、安心して任せられます。
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