焼き破りは窓の鍵を簡単に開けられる?適切な対処法を解説
今でも被害が多い空き巣ですが、実行犯はランダムに家に忍び込んでいるのではなく、「侵入に時間がかからなさそう」というポイントに着目して実行しているようです。
空き巣は窓の鍵を壊して侵入することが多いですが、手口の一つに「焼き破り」があります。焼き破りとは、クレセント錠の近くの窓ガラスに火を当てて温度を上げ、冷却スプレーや水をかけるなど急激に冷やして割る手法です。対策をとっていなければ、簡単に割られてしまうため注意しなければいけません
本記事では、焼き破りの概要や空き巣が焼き破りをおこなう理由、防ぐ方法などについて解説します。
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目次
焼き破りとは?
焼き破りは「ガラス破り」と呼ばれる手口の1つで、クレセント錠近くの窓ガラスに火を当てて温度を上げ、冷却スプレーや水をかけるなどで急激に冷やして割る手法です。手が差し込める大きさに窓ガラスが割れたら、クレセント錠を解除します。
局所的に高温になった窓ガラスは膨張し、冷却スプレーや水をかけると瞬間的に冷やされます。ガラスは熱伝導率が低い物質で、1枚のガラスのなかで温度が高い部分と低い部分ができても、まんべんなく温度が高くなることはありません。そのため、急激な温度差を与えると割れる仕組みとなっています。
令和3年の空き巣の認知件数は、焼き破りを含むガラス破りが3,652件です。近年増加傾向にあるので対策が重要となっています。
空き巣が焼き破りをおこなう理由
近年増加傾向にある焼き破りですが、なぜ空き巣はこの手口を使うのでしょうか。ここからは空き巣が焼き破りをおこなう理由について解説します。
誰でもできてしまう
焼き破りは、火で窓ガラスを熱するだけなので、特別な技術は必要ありません。そのため誰でも比較的簡単にできてしまいます。かなり単純な方法で割ることができるので、初めて空き巣をおこなうような人物も使用する手口となっているのです。
時間がかからない
焼き破りをおこなうと時間をかけずに侵入できてしまいます。ガスバーナーを使うと一般的な窓ガラスであれば1分もかからずヒビを入れることができます。つまりそこから侵入の段取りをすると、5分もかからず侵入できるでしょう。
空き巣は侵入までの時間が長ければ長いほど犯行を諦める傾向にあります。鍵開けや侵入に時間をかけすぎてしまうと、住人や周辺の住人に見つかってしまうリスクが高まってしまうためです。鍵開けに5分以上で約7割、10分以上で約9割が侵入を諦めるというデータがあります。
これらのことから時間をかけない焼き破りは、空き巣にとって便利な手口だといえます。
音が出にくい
窓ガラスを熱して割る焼き破りは、音があまり発生しません。
別の手口で「打ち破り」がありますが、打ち破りは工具のようなものを使って叩き割るので大きな音が発生します。大きな音を発生させてしまうと近隣住民や周囲の人に気づかれてしまうおそれがあります。
しかし焼き破りはそのような音も出ず、静かに犯行を進められます。犯行が見つかるリスクが少ないので、空き巣にとって好都合です。
特別な道具が必要ない
焼き破りは、携帯用のガスバーナーがあればすぐに実行に移すことができます。さらに、冷却用スプレーを準備できれば確実に実行できるでしょう。最悪水をかければ窓ガラスにヒビをいれられます。
火力は弱い可能性がありますが、100円ライターでも時間をかければ実施できます。このように、簡単に準備できる日用品でかんたんに実行可能です。
焼き破りにあいやすい家のパターン
簡単に実施できてしまう焼き破りですが、実は被害にあいやすい家には傾向があるようです。主に以下のような家が被害に遭っています。
■普通の窓を設置している
■網入りガラスやペアガラスを設置している
■防犯性の低い鍵を設置している
それぞれ詳しく解説します。
普通の窓を設置している
一般的な窓のガラスはターゲットになる可能性が高いです。熱を加えるだけで簡単に割れてしまい、かんたんに侵入されてしまうでしょう。普通の窓を使用している場合は、いち早く対策をおこなうのがおすすめです。
網入りガラスやペアガラスを設置している
窓のガラスには、一般的なもの以外にペアガラスや網入りガラスがあります。これらは名称から防犯性能があるように誤解されがちです。
ペアガラスとは、ガラスが2重に重なっていて、間に中空層がある窓です。しかし、ガラス自体に防犯の性能はないため、焼き破りは容易となっています。
また、網入りガラスは、中に金属線を網状に入れたガラスです。火災や台風などの強風によるガラスの飛散を防止する窓ガラスとなっています。これだけ聞くと「熱に強いのでは?」と思うかもしれませんが、あくまで割れる際にガラス片が飛散するのを防げるだけなので、割れにくいわけではありません。そのため、侵入は簡単におこなえてしまいます。
防犯性の低い鍵を設置している
防犯性の低い鍵を設置している家も狙われやすいです。窓は犯罪者や空き巣の侵入経路としてよく使われる箇所です。そのため防犯性の低い鍵だと、「焼き破りと組み合わせるとすぐに侵入できる」と思われてしまい、被害に遭ってしまう可能性が高くなります。
劣化による故障が起きていなくても、防犯性の向上を目的に交換することで、自分や家族を犯罪から守ることにつながります。防犯性の低い鍵は交換するようにしましょう。
空き巣の焼き破りを防ぐ方法
焼き破りは主に以下の6つの方法で対策をおこないましょう。
■防犯ガラスを設置する
■防犯フィルムを使用する
■窓用の補助鍵を設置する
■シャッターや面格子を活用する
■防犯アラームを取り付ける
■防犯カメラを設置する
それぞれ詳しく解説します。
防犯ガラスを設置する
正直なところ、一般的な窓のガラスのみで全てのガラス破りの手法に対応することは非常に難しいです。そのため、もっともおすすめなのは防犯性の高い防犯ガラスを設置するのがよいでしょう。
防犯ガラスとは割れにくく加工したガラスのことです。2枚以上のガラス板の間に、特殊な樹脂でできた中間膜を圧着させたガラスを指します。防犯ガラスの主な特徴は、耐貫性(物体が現在の状態を保とうとする性質)が高いことと、割れた場合に飛散しにくいことです。
防犯ガラスは割れにくい仕様にはなっていますが、絶対に割れないというわけではありません。ただし、2枚のガラスの間に圧着した中間膜の持つ耐貫通性により、容易に割ったり、穴をあけたりすることは難しいです。たとえ割れてしまっても、貫通を防いでくれるので侵入防止にも効果的といえるでしょう。
防犯フィルムを使用する
防犯フィルムを使用して、ガラスが弱い部分を補うという方法もあります。防犯フィルムとは、窓ガラスに貼ることで割って侵入するのを防ぐことを目的としたフィルムです。貼り付けた部分のガラスの強度をあげることで、破られにくくし、侵入を阻むことができます。
防犯フィルムは「CPマーク」のついたものを貼ることで最大限の効果を発揮します。CPマークとは、官民合同会議が公表する「防犯建物部品目録」に申請、登録された建物部品にのみ貼り付けられるマークです。窓のこじ開けや叩き割りなど他の手口も防げるので、ぜひ防犯フィルムを使用しましょう。
窓用の補助鍵を設置する
空き巣が焼き破りをおこなうのは、多くがクレセント錠の近くです。仮に焼き破りに成功しても、クレセント錠が簡単に解錠できなければ意味はありません。そのため、補助錠を取り付けておけば、クレセントを回すことはできても窓自体を開けられずに済みます。犯行を諦める確率も高まるでしょう。
シャッターや面格子を活用する
窓ガラスの外側にあるシャッターや面格子を活用するのも効果的です。シャッターや面格子が下ろされていれば、空き巣はまずシャッターや面格子を取り除く必要があります。侵入の手間が増えるため、犯行を諦める確率が高まるでしょう。
窓ガラスに近づけないだけでなく、室内の様子を見ることができないので、プライベート空間の確保にも役立ちます。
防犯アラームを取り付ける
焼き破りは割れた時の音が小さいので、犯行に気付きにくいという特徴があります。犯行に気付くためにも、窓用の防犯アラームを取り付けるとよいでしょう。窓ガラスが割られたり、開けられたりするとアラームが作動するので、焼き破り中に犯行を察知することができます。
防犯カメラを設置する
コストはかかりますが、防犯カメラの設置は高い防犯性が期待できます。防犯カメラがあれば、侵入を試みている空き巣も「見られているかもしれない」という意識を持ち、侵入を諦める可能性が高いです。
もし、万が一実際に空き巣などの被害に遭ったとしても、防犯カメラが作動していれば証拠となる映像を捉えることができているかもしれません。証拠によって犯人逮捕に至れば、盗まれたものが返ってくる可能性があります。もし被害に遭った場合は、映像をすみやかに警察に提出しましょう。
ただし、監視カメラは直接的に空き巣を防いでくれるものではありません。そのため、他の対策も怠らないようにしましょう。
窓の鍵は自分で交換できる?
防犯性の低い鍵を設置している場合、鍵の交換をおこなうことも効果的な対策です。しかし、なかには「自分で作業をおこないたい」と考える人もいらっしゃると思います。
結論から言うと、窓の鍵は自分でも作業をおこなうことが可能です。ただし、知識や技術がないと当然難しいです。鍵がどのような仕組みになっているのか、どのような方法で取り付けるのかが分かっていなければ難しいでしょう。自分ではできたと思っていても、正しく設置できておらず、防犯の役割を果たせていない可能性もあります。
窓の鍵交換を専門業者に依頼した方が良い理由
窓の鍵の交換は専門的な知識やスキルが必要となるため、簡単なことではありません。そのため専門業者に依頼するのがおすすめです。
専門業者に依頼すると、鍵に関しての知識やスキルを身に着けているため、失敗のリスクなく交換をおこなってくれます。鍵に関する様々な問題を解決してくれるプロなので、安心して依頼ができるでしょう。
ただし、インターネットをチェックすると専門業者は多く存在します。適切に業者を選ばなければ、なかにはずさんな対応をする信頼できない業者もいます。以下のポイントをおさえて業者を選ぶようにしてください。
■ホームページで自社のことをオープンにしている
■施工実績や対応件数が豊富
■相談や見積もりが無料
窓の鍵交換は『鍵のナンバーワンロック24』がおすすめの理由
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まとめ
本記事では、焼き破りの概要や空き巣が焼き破りをおこなう理由、焼き破りを防ぐ方法などについて解説しました。焼き破りは、窓ガラスに火を当てて温度を上げたうえで、冷却スプレーや水をかけるなど急激に冷やすことで簡単にガラスを割る手法です。もし焼き破りをされたときの対策をとっていなければ、簡単に窓ガラスを割られてしまうため注意が必要です。今回紹介した対策を参考に、被害に遭わないためにもしっかりと対策を実施しましょう。
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