一般住宅やオフィスなどのドアに使用されている“MIWA(美和ロック)”の鍵。今回この記事では、そんなMIWA(美和ロック)の鍵の種類や開錠方法について解説します。
また、併せて鍵の専門業者やメーカーに依頼するメリットや、鍵の専門業者選びにおいて注意すべきポイントもご紹介。「自宅の鍵をなくしてしまった…」「鍵が開かなくて困っている」「防犯性の高い鍵に交換したい」といった鍵に関するお悩みを抱えている方は必見です!
目次
MIWA(美和ロック)とは?主な鍵の種類
まずは、MIWA(美和ロック)について解説します。
MIWA(美和ロック)とは、錠前と鍵を製造・販売しているメーカー。1945年に設立した総合メーカーで、自宅玄関やオフィスのドアなど全国でMIWA(美和ロック)の錠前と鍵が使用されています。
MIWA(美和ロック)が製造・販売している主な鍵は、以下の4つです。
■ギザギザの鍵:一昔前によく使われていた、側面がギザギザとした形状の鍵
■ディンプルキー:丸い凹凸が刻まれた防犯性能の高い鍵
■リモコンキー:リモコンを使って遠隔でドアを開錠・施錠できる電子キー
■カードキー:ICカードなどカードをかざすだけでドアを開錠・施錠できる電子キー
少し前まではギザギザとした形状の鍵が一般的でしたが、近年ではセキュリティ性能の高いディンプルキーなどを採用している場合が多いです。
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自分で鍵を開錠できる?
MIWA(美和ロック)の鍵は、あくまで自己責任になりますが、種類によっては工具を使って自分で開錠することが可能です。
ただし、全ての鍵に対応できるわけではありません。
セキュリティ性能の高い複雑な構造の鍵や、特別な工具を使わないと対応できない状態の場合は、自分で作業するのが困難なケースもあります。
自分で対応しきれないようなら無理は禁物です。ドアなどを傷つけてしまわないよう、無理せずプロに頼りましょう。
なお、賃貸アパート・マンションで鍵の開錠を検討している場合は、事前に管理会社や大家さんへの相談が必須です。
持ち家なら問題ありませんが、賃貸アパート・マンションの所有者は管理会社や大家さん。もし許可を得ずに鍵を開錠してしまうと、退去時に原状回復費用を請求される恐れがあります。
賃貸物件で鍵の開錠を検討している際は、まず管理会社や大家さんに相談してみましょう。
MIWA(美和ロック)の鍵を開ける方法
続いて、MIWA(美和ロック)の鍵を自力で開ける方法をご紹介します。
ただし、状態によっては以下の方法でも開錠できない場合があります。作業してみて開錠が困難だと判断したら、無理せず業者やメーカーに依頼しましょう。
ヘアピンや針金によるピッキング
ギザギザの形状などシンプルなつくりの鍵は、ヘアピンや針金によるピッキングで鍵を開けることができます。
ただし、複雑な形状のディンプルキーや、鍵穴のないカードキーおよびリモコンキーは開錠に専門的な技術や道具が必要となるため、ヘアピンで開錠するのは難しいでしょう。
①鍵の内部構造を把握する
まずは鍵穴にヘアピンを軽く押し込み、内部に設けられているピンと呼ばれる部分が上下に動くか確認しましょう。なお、この際に鍵穴が見えやすいよう照明器具を用意しておくと便利です。
②ピックとテンションレバーを用意する
ピッキングには、内部にあるピンの位置を調整するピックと、鍵穴に力をかけるためのテンションレバーという道具が必要です。しかし、この2つの道具は一般の方向けに販売されていません。
そんなときに役立つのが細くて先端に玉がついていないヘアピンです。ヘアピンを90度に開けばピックとして、折り返しから1/3くらいのところを曲げればテンションレバーの代用品として使用できます。
③テンションレバーを差し込み、時計回りに力をかける
道具が揃ったら、まずはテンションレバーを鍵穴に差し込み、時計回りに回転させながら力をかけましょう。この際、力をかけすぎてしまわないように注意が必要です。
④ピックを差し込んでピンの高さを揃える
テンションレバーはそのままの状態を維持したまま、テンションの合間の鍵穴にピックを差し込みます。そして、内部を探りながらピックを動かし、ピンの高さがぴったりと揃えば開錠できます。
※こちらもご参照ください
鍵を忘れた・紛失した際のヘアピン活用術!鍵を開ける方法・注意点・リスクを徹底解説
特殊な鍵を使ったパンピング
パンピングとは、“パンプキー”という特殊な鍵を使った開錠方法です。ギザギザの形状の鍵か、種類によってはディンプルキーにも対応できます。
①パンプキーを鍵穴に差し込み、軽く鍵を回す
②鍵の頭をハンマーで軽く叩いてピンを動かす
③内部のピンが弾かれると開錠できる
※ただし、近年ではバンピング対策されている鍵もあります。
ドリルを使って破壊する
最終手段になりますが、ギザギザの形状の鍵やディンプルキーは、ドリルで錠前を破壊して開錠するという方法もあります。
しかし、ドリルで破壊する場合には、鍵の構造を正しく理解して壊すという技術が必要です。鍵の構造に詳しくない方や、ドリルの扱いに慣れていない方は別の方法を選ぶことをおすすめします。
リモコンキーやカードキー以外で開錠する
リモコンキーやカードキーの場合は、スマートフォンや暗証番号、緊急用の金属製の鍵を使って開錠できる場合があります。
ただし、開錠方法は鍵の種類によって様々。取扱説明書などに記載されている非常時の開錠方法を確認してみましょう。
鍵が開かない主な原因
なお、鍵が開かない際は主に以下の原因が考えられます。
■鍵穴に異物が詰まっている(ホコリ等)
■鍵が変形している
■錠前が老朽化している
■ストライク(かんぬき)の位置がズレている
■鍵が中で折れている
■電池切れ・停電(電子錠の場合)
鍵穴に異物が詰まっている場合はホコリなどを取り除けば、電池切れの場合は新しい電池に取り換えれば再度使えるようになるでしょう。
しかし、鍵が変形している場合や錠前が老朽化している場合などは、ここまでご紹介してきた方法で開錠できない可能性も少なくありません。その際は鍵の専門業者に開錠を依頼するか、鍵を新しいものへの交換が必要となります。
鍵の専門業者やメーカーに依頼するメリット
自分で鍵を開錠すると材料費だけで済むためコストを抑えられますが、手間がかかるのに加えて、失敗した際にリスクを負うというデメリットもあります。
その点、鍵の専門業者やメーカーに開錠を依頼すれば専門知識と技術を有するプロが対応してくれるため安心!
依頼費用はかかってしまいますが、鍵の状態や種類を適切に見分けてスピーディーかつ確実に対処してくれます。
そのため、「細かい作業に自信がない…」「自分で作業してみたけどうまくいかなかった…」という方は、無理せず鍵の専門業者に依頼するのがおすすめです。
要注意!鍵の専門業者選びについて
ただし、ひとくちに鍵の専門業者といっても、サービスや料金設定は様々。中には悪質な業者もいるため、鍵の開錠や交換を頼む際は業者選びに注意しましょう。
■「料金は実際に見てみないと分からない」と言う
依頼前に尋ねても、具体的な料金を教えてくれない業者には要注意。
確かに、症状など拝見してみないと分からないことや、突然のトラブルで上手く説明出来ないことはあり、お電話だけで全ての判断を行うのは難しい場合もあります。
しかし、大体の相場なども教えてくれない業者は金額が大幅に変動する可能性が高いです。
■WEBサイト上の料金表記が極端に安価
WEBサイトでは“2,000円~”と安価な料金を謳っているものの、実際に現地では大幅に異なる金額を請求される場合もあります。
もし現地到着後に断ったとしても、高圧的な対応や高額なキャンセル料金を請求され、仕方なく依頼するというケースは稀ではありません。
不当な請求をされないためには、不安に感じた場合や、納得のいかない場合には断る勇気も必要です。
※こちらもご参照ください。
予想外に高額な請求をする鍵開け業者にご注意を!(消費者庁)
鍵のトラブル発生を防ぐ!日常的に気を付けたいこと
最後に、鍵のトラブル発生を未然に防ぐため気を付けたいポイントを解説します。
鍵やドアは丁寧に扱う
鍵やドアを乱暴に扱っていると経年劣化が進み、修理・交換時期が早まる恐れがあります。
鍵を強い力で回したり、ドアをバタンと強く閉めたりするのはNG。日常的に鍵やドアは丁寧に扱いましょう。
また、日常生活で鍵が傷付かないように、キーケースなどを使用して保護しておくのもおすすめです。
鍵を定期的にメンテナンスしておく
鍵本体に汚れが付いている状態で使用し続けると、鍵穴内部を傷付けてしまう可能性が高いです。
そのため、鍵本体はマイクロファイバークロスや毛先の柔らかい歯ブラシを使って定期的に掃除しておきましょう。
鍵穴内部を定期的にメンテナンスしておく
鍵本体だけでなく、鍵穴内部の日常的なメンテナンスも必要です。以下の順序に従って、正しい道具を使って対処しましょう。
①まずはエアダスターや掃除機を使って内部の汚れを取る
②鍵穴周辺に付着しているゴミを拭き取る
③鍵穴専用の潤滑油スプレーを吹きかける
※必ず専用の潤滑油を使用しましょう。クレ556など錆落とし用のスプレーの使用は厳禁です。
キーホルダーや紛失防止タグを活用する
鍵の紛失を防ぐためには、キーホルダーやキーケース、紛失防止タグを活用するのが有効的です。
キーホルダーなどが付いていれば鍵を探しやすくなりますし、キーケースに鍵を数本まとめておけば管理しやすくなります。外出先に忘れてしまった際も「赤いマスコットのキーホルダーが付いている鍵」「黒の革製のキーケースに入っている」などと特徴を伝えやすいでしょう。
故障する前に鍵を交換する
鍵を交換すると経年劣化による不具合が解消できる他、防犯性能を高められるというメリットもあります。
どんな形状の鍵には寿命があるもの。一般的に、シリンダー錠の耐用年数は約10年、電子錠の耐用年数は約7年といわれています。
不具合がある場合はもちろん、防犯性を高めるためにも、適宜修理と交換は必須です。
まとめ
ご紹介したように、MIWA(美和ロック)の鍵は種類・状態によっては自分で開錠が可能です。
しかし、無理やりこじ開けたり、付け替えようとするのはNG。鍵穴の内部やドアを傷つけてしまう可能性もあるため、対応が困難な場合は無理なく鍵の専門業者に依頼しましょう。
なお、当サービス“鍵のナンバーワンロック24”では鍵の開錠・交換依頼にも対応。そのほかにも、鍵の作製や修理・メンテナンスも行っています。
作業を担当するのは、専門知識・技術を有する当社規定の錠前認定技師。価格に納得していただいた上でご依頼いただけるよう、“鍵のナンバーワンロック24”では必ず作業前に見積もりを作成しているため安心です。
「MIWA(美和ロック)の鍵が開けられない…」
「セキュリティを高めるために鍵を付け替えたい」
「鍵をなくしてしまって自宅に入れない」
「昨日まで使えていた鍵が使えなくなってしまった!」
「鍵が壊れているのか、鍵を回しにくい…」
上記のような鍵に関するお悩みを抱えている方は、ぜひ“鍵のナンバーワンロック24”にご相談ください。
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Q
契約者では無いが、鍵を開けて欲しいのですが出来ますか?
対象物件と身分証明との確認が出来ない場合は原則ご対応出来ません。
但し、安否確認など事件性を伴う場合は警察官の方にもご協力頂き対応させて頂く場合もございます。 -
Q
持ち家では無いのですが、俳諧防止を取り付ける事は出来ますか?
難しいお悩みだとい思います。一般的に賃貸物件の場合で鍵を増設する事などは、【オーナー様】【管理会社様】の許可なく作業は行えません。
まずは建物の管理者様への確認を行ってください。
錠前によっては交換対応で同様の効果が見込める商品もございます。
ご不明な場合はまず、お写真などで確認させて頂ければお応えいたします。 -
Q
家族分も含めて複数本数の鍵が欲しいのですが、鍵は何本付きですか?
シリンダー(鍵穴)1つに対し3本付きが一般的な本数です。
上下同一交換の場合など、標準で5~6本付きの商品もございます。
合鍵の追加しやすさなども含めて使用に最適をご案内させて頂きます。 -
Q
鍵の種類は選べますか?
在庫は豊富にご用意しております。
お悩みに合わせて1番をスタッフがご案内致します。 -
Q
折れた鍵から複製は出来るのでしょうか?
可能な場合もありますが状態に依存する為、拝見させて頂いての判断が必要となります。
お電話や画像でお答えする事も難しい場合があります。
折れた原因次第では交換をお勧めさせて頂いております。

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